国際交流・親善切手のデータ
  
 
  
 
  
  
 
  
  
    | 名称       | 国際交流・親善切手 | 
    | 発行日     | 平成18年(2006) 3月 1日(水) | 
    | 発行数     | 1,000万枚 (各200万枚) | 
    | 料額       | 80円    | 
    | 意匠      | お話しましょ。 | あなたに会えてよかった | 
                                | 思いを込めて | ぼくの大好きなイヌとクマ  | 
                                | みんなはともだち  |   | 
    | 印面寸法  | 縦35.5mm × 横25.0mm | 
    | 版式・刷色 | グラビア6色                 | 
    | シート構成 | 10枚(縦5枚・横2枚) シート画像 | 
    | 原画作者 | 広沢 葉 (ひろさわ よう) | 小笠原 まき(おがさわら まき)  | 
                                | 毛利 清隆(もうり きよたか) | 小林 亮太(こばやし りょうた) | 
                                | 高浪 涼香(たかなみ すずか) |   | 
    | 初日印指定局 | 東京中央郵便局 | 
    | 銘版    |  国立印刷局    | 
  
発行する切手の意匠等
 - 国際交流・親善切手について
 他国との交流や親交の大切さをあらためて認識する契機となることを願い、平成17年度の締めくくりとして「国際交流」や「国際親善」をテーマとした特殊切手「国際交流・親善切手」を発行します。平成17年度は、特殊切手として12月に発行した「日本におけるドイツ2005/2006」をはじめとした、たくさんの交流行事が行われました。
  - デザインは、コンクール受賞作品
 切手デザインは、昨年行いました「切手デザインコンクール」の特賞作品です。 
 デザインのテーマは「なかよし」。たくさんの応募の中から選ばれた、特賞作品5点が切手になりました。 
 「お話しましょ。」/「あなたに会えてよかった」/「思いを込めて」は一般部門の特賞作品
 「ぼくの大好きなイヌとクマ」/「みんなはともだ」はジュニア部門の特賞作品です。
 
  - 【審査員講評】(敬称略)
    
 - 「お話しましょ。」/広沢 葉
 「なかよくしよう」と呼びかけるのではなく、なかよくしている時のあたたかい空気が伝わってきました。そのあたたかさは、色彩の鮮やかさでもありますが、それ以上にこの絵の立体感が、ふくらみのある空気を醸し出していると感じました。ぺらぺらしていない、まーるい空気感に包まれたのでした。 
〈講評:松永 真理(株式会社バンダイ社外取締役)〉 
  - 「あなたに会えてよかった」/小笠原 まき
 思わず、現代っ子のように『カワイイ!』と口にしてしまいました。 
 幸せな親子や、仲の良い赤ちゃんにも見えるこの作品には、カワイイ!だけでなくたくさんの大切なことが、表現されています。 
 まず、日本の優しい伝統である童謡や民話を思い起こさせる民芸的タッチ。そして赤ちゃんの服にはモダンなハート模様。頬キッスなんていうのも、フランスでは当たり前の挨拶ですが、スキンシップの少ない日本では、とてもモダンな発想かも?そんな伝統とモダンを取り入れながら、一番素晴らしいのはその愛情表現です。二人の手の位置と、安らぎを感じる二人の目。これは、今も昔も、また世界中、どこでも同じ。 
 こんな切手で、たくさんの愛の手紙が交わされると世界の平和も夢ではないように思えます。 
 〈講評:フランソワーズ・モレシャン(ファッション・エッセイスト)〉 
  - 「思いを込めて」/毛利 清隆
  この作品は、とてもシンプルですが、私にとって深い意味があります。 
 人口密度が非常に高く、文明国で島国の日本には2種類のクマが生きている。本州のツキノワグマと北海道のヒグマだ。クマは生態系の頂点であり、クマのいる森は多様性豊かな証拠。しかし、その数は年々少なくなっています。 
 また、サケは健康的な山と川と沿岸のシンボルです。かつて日本は、昭和初期まで北海道から九州まで、何百という川にサケが上り産卵をしていました。 
 北国に棲むシロクマは、地球の温暖化で海の氷が減ったり、私達の生活から出る科学物質により絶滅が心配されています。 
 もし、日本が自然破壊を止め、もう一度、日本中の川にサケが戻ってくる事が出来たら、北国の自然もきっと復活するでしょう。 
 この絵には、そんな大きなメッセージが込められている。
 〈講評:C・W・ニコル(作家)〉 
  - 「ぼくの大好きなイヌとクマ」/小林 亮太
 そばにいるだけで、「なかよし」っていうこともありますよね。そんなやさしさが伝わってくる作品です。 
 思わず、手紙を書いてみたくなるような気持ちにさせてくれます。きっと、この図柄からいろいろな言葉を想像するからでしょう。
 〈講評:秋元 康(作詞家)〉
  - 「みんなはともだち」/高浪 涼香
 切手の小さな枠いっぱいに、色彩豊かに世界平和を願う作者の思いが描かれています。ロケットで旅が出来るほど進歩した現代社会。でもその陰で日々テロや紛争、環境破壊が繰り広げられています。争いのないみんなが仲良く手をつなぐ世の中へ。 
 この絵はまさに地球の理想像。構図、色彩、メッセージ性、すべてバランス良く仕上がっている秀作です。
 〈講評:黛まどか(俳人)〉 
    
 
この切手の情報は日本郵政公社の報道発表資料を参照して作成しました。
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